関門型締結装置開発によるコスト削減を実現
本州と九州を結ぶ関門トンネルに敷設されている関門型締結装置です。
関門トンネル(海底トンネル区間)は、コンクリート道床の劣化等による軌道、軌間の狂いが生じやすい環境のため、
軌間調整が可能なタイプレートを開発致しました。海外製品のラック式を国内生産することで、従来の海外製に比べ強度と品質の向上、コスト削減を可能にしました。
メンテナンスフリーを追求する製品開発
近年、メンテナンスフリー及び省力化が求められる中、海外製品が広く使われている線ばねを現在開発中です。 西日本旅客鉄道様のご指導の元、低コストの国産製品の実現を目指しています。
安定供給の強みを活かした都市開発のサポート
各地域で敷設されている締結装置は、今も新しい駅や地域に採用され、さらに実績を積み重ねています。今後も安全な軌道を保ち続けるために、課題解決へ取り組んでまいります。
PCまくらぎ伸縮継目特殊区間用 在来線特殊区間用
最近の技術の進歩により、レールのスーパーロング化の取り組みが推進されています。
この締結装置は伸縮継目を撤去し一般軌道へ復旧させる際、EJ用PCまくらぎをそのまま利用し締結装置で対応させるものです。板ばねは「在来Ⅰ形 60統一形」を採用し締結装置の互換性を持たせています。
タイプレート 伸縮継目 PC区間 特殊形 60 板ばね用 | 部品構成(組) | |||
タイプレート | 1枚 | ナット | 2個 | |
板ばね | 2個 | コイルばね | 2個 | |
締結ボルト・ナット | 2本 | 回り止め | 2個 | |
平座金A | 2個 | 軌道パッド | 1枚 | |
2重ねじボルト | 2本 | ゴムパッド | 1枚 |
タイプレートについては、当初、溶接加工品にて製造しておりましたが、現在、金型による一体鍛造品として製造しております。 又、50N用・スラブ区間用もあります。